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# by enshu11 | 2012-01-04 16:45

2011年度 設計演習E 第4課題

■第4課題  木 林 森/tree wood forest

出題:桒原 賢典


今回の課題では、物質(素材)としての木(もく)またはシステムとしての木(き)または森に注目してその特性を最大限に生かした建築(都市的提案や家具も可)または装置を提案してください。

人間は古代から木を使って生活してきました。木は最も身近に手に入り、加工しやすく様々な道具、家具、建築に利用され、親しまれてきました。特に日本では豊かな森林資源を生かして木造建築を発展継承してきましたし、それらは日本の地理的、気候的特性にも見合ったものでした。

しかしながら、鉄やアルミニウム、ガラスといった鉱物素材や塩ビやFRPといった有機材料などの新素材が発明されるにいたって、近年、その利用範囲が限られてきています。建築分野では住宅の主要な構造材の一部であり、コンクリートの型枠や下地材、フローリング、化粧突板などの内装材として使われていますが、その可燃性や耐久性の問題により素のままでの利用が難しいのも事実です。

地球温暖化問題以降、木材の炭素をストックするという性質から木はエコマテリアルとして再注目され、森林育成とともにその積極的な活用が望まれています。
また、それとは別の視点から、人類よりも長く地球に存在してきた生物として、木や森の育んできたシステム(生物や生態系、環境装置としての)などは新しい環境に適応した、豊かな建築を創造するヒントを含んでいると思います。



○中間提出: 11月30日(水) 13:00

木の素材をうまく利用したもの、または木や森のシステムをうまく利用した例をリサーチ、木や森の特性を抽出し発展させるアイデアをまとめる。ドローイング等(27cm×27cm)

○ 最終提出: 12月7日(水) 13:00
模型(縮尺自由)
テキスト、コンセプトドローイング(補足説明用。用紙自由)


"tree wood forest"

assignment by Masanori Kuwabara

In this assignment, please make an architecture (proposal on urban planning or furniture are also possible) focusing on wood as a substance (material), tree as a system, or on the forest, which maximizes the feature.
Human have used wood since ancient times. Wood is the material that is familiar and easy to obtain, it is also easily worked therefore used in many kinds of tools, furniture, and architecture. Especially in Japan, many wooden architecture are inherited and developed, having the rich environment of timber resources; it also matched up to the Japan’s geographical and climatic feature.
However, as mineral material such as iron, aluminum, and glass started to develop, and organic material such as vinyl chloride material or FRP started to be invented, wood are limited in usage today. In the field of architecture in houses, wood are usually used as the main structure, and it is used as a formwork for concrete or as brandering, as flooring, and as interior material such as dressed lumber, but it is also true that it is hard to use it as it is, concerning the burnability and durability problems.
After the global warming problem, in the perspective that wood stocks carbon, wood are getting back attention as a eco-material, and is expected to be used positively with forest cultivation.
Also, from a different point of view, I believe that, as a natural form of life that has existed longer than human being, the system tree and forest have cultivated (as a ecological system or as an environmental device) holds a hint to create a rich architecture.

・Mid-hand in November 30 Wednesday 1:00pm
Research on examples, which uses wooden materials well, or which uses tree or forest’s system well. Extract the characteristics and develop the ideas.

Hand in a sheet of paper with something such as drawings
The size should be 27cm×27cm

・Final hand inDecember 7 Wednesday 1:00pm
Model (scale free)
text and concept drawing for extra explanation (any paper is acceptable)
# by enshu11 | 2011-12-08 19:24 | E4

◯◯◯長谷川駿

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長谷川:落ち葉に着目した。森の中には落ち葉が足下に落ちては腐ると言うサイクルがおこるが、コンクリートの都市空間ではなかなか見られない。そこで落ち葉を腐葉土として土に帰す場所を都市の中で計画した。コンクリートを川状に排除して落ち葉を流す。踏む感触も都市では失われた事なのでその新しい体験の場を作った。
山岸:いつもとアプローチが違って面白いと思った。川なんだけど流れていなくて、落ち葉を踏む感触を与えるのは面白い空間となりそう。腐った後のシステムがもうすこし分かるように表現してくれればもっと良かった。例えば支流があってそこに流れて行くのが想像できたり、川というアイデアで上手く循環に繋がっている感じもいいと思った。
桒原:みんなが考えないような面白い発想だと思った。堆積しちゃった後の処理を考えると強引な感じもするが、川ということで、その先も想像できるのが良いと思った。茶室の横に作る落ち葉の堆積場のように、小さく集めてサイクルさせる装置として考えても面白い。踏む感触なんかも考えているのも面白いと思った。
古谷:ハラハラ落ちる落ち葉や、色が変わり季節を映し出す落ち葉の美しさという面ではなくて、落ち葉が厄介な物として扱われているのを美的に扱うにはどうしたら良いかなという視点が他のアイデアと比較する一段階レベルが高い。それを「川」で表現しているところは更に良い。
落ち葉が自然に集まってこなくても、秋になると落ち葉の川が出来る事が広まれば、みんなが落ち葉を拾って持って行きたくなっちゃう様な、そこにどんどん落ち葉を集まっちゃう様な、結果的に町の落ち葉はなくなって、川という仮説的なオブジェが出来てしまう。例えば雪国で除雪してゆきの捨て場はただの捨て場だけど、造形的に美しい場所ではないが、雪祭りのように捨て場でその捨てるはずの雪で何かを作っちゃおうという仕組みにっていたら、捨て場も造形的に美しい場所になる可能性がある。
パリの街は、東京のように頻繁に掃除しないから落としたままになっいる落ち葉はそのうち乾いて人に踏まれてどんどん粉砕されてどこかへ飛んで行ってしまう。そんな「都会の落ち葉」の流れが出来ると良い。
# by enshu11 | 2011-12-07 19:44 | E4

◯◯◯猪又直己

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猪又:森の中にある木漏れ日の空間をシステムとして取り入れようとした。
葉っぱの疎密を建築スラブに表現した。
桒原:きれいに出来ている。確かに木漏れ日の光が出来ていると思った。せっかくそれが出来たのなら、空間化する模型になっていると先が想像できると思った。
山岸:とても簡単なつくりだがが、覗くとすごくきれいに見える。
# by enshu11 | 2011-12-07 19:42 | E4

◯◯◯高橋良爾

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高橋:木漏れ日を模型化した。葉っぱと葉っぱの重なりの間に生まれた穴から差す光の形のバリエーションを表現できると思った。プレートの重さを2種類、幹も2種類のものを用意して、揺らぐタイミングに変化をつけた。
山岸:太さとかを変えたのはいい。揺らした時に出る音もすごくいい。それこそ竹林にいる時に感じられる音が再現されているようで良いと思う。ただこの状態では屋根になっていないので、もっと密度があればさらに屋根っぽくなるのかなと思いました。
桒原:アートとしては見た事がある。見た目では驚きはないのだが、密度のコントロールをしたり、ある程度上で繋がっていて揺らぎが出たりすればもう少し建築化できたのではないかと思った。
# by enshu11 | 2011-12-07 19:40 | E4


2011年度 早稲田大学建築学科3年生の選択授業 『設計演習D/E』のアーカイブブログです


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早稲田大学 設計演習D/E

教授
古谷誠章

講師
乾久美子
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M1 竹花洋子
M1 籔内文恵


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